長田 裕行 院長（長津田おさまる歯科クリニック)のインタビュー

患者さんが幸せにおさまれるよう力を尽くしていきたい

芸術系に進みたい気持ちもありました。現に学生時代は演劇部に所属し、音楽もやっていましたからね。まあしかし、それで生計を立てていくのはやはり難しい面もありまして（苦笑）。実際、歯科医師になって思うことは、自分が手がけた治療で患者さんが良い方向に向かうと、それは私自身の喜びにもなるということ。また、患者さんがご家族や友人など、その人にとって大切な方を紹介いただけることもあります。信頼がなければ紹介していただけることはありませんし、それは歯科医師冥利に尽きるもので、大変ありがたいことと思っています。
2024年6月6日に『長津田おさまる歯科クリニック』は開院いたしました。クリニック名にある「治るって何？」と思われる方もいらっしゃるでしょう。私の名前と長津田という地名にちなんだこともありますが、私自身の想いを込めた面もあります。1つ目は、「治まる」ということ。文字通り、治療によって痛みや、患者さんの悩みが治まることですね。そして2つ目は、「収まる」。歯がきれいに並び、しっかり噛める状態へと持っていきます。3つ目に「修める」。歯科医療は日進月歩の世界です。最善の医療を提供すべく、今後も精進を続けてまいります。そして最後に、患者さんの生活を取り巻く様々な状況が平和におさまってほしい、という願いを込めました。歯科医療を通じ、地域の方々が幸せになれるよう、貢献していければと思っています。

1人ひとりの患者さんにとってのベストを考えていく

医学的にベストと思われる治療と、患者さんが思うベストとの間には差があることが少なからずございます。ある意味それは当然のことで、お口の状態も、食べるものも違えば、生活のスタイルも人それぞれなわけですので。ですから、バックグラウンドを含め、その方がどういう人なのか、ということを包括的に捉える必要があります。お互いの信頼こそが、良い治療へとつながっていきます。私が思うこと、患者さんが思うことをすり合わせ、その人にとってのベストを一緒に考えていきたいと思っています。

キュアからケアへ。予防によってお口の悩みを解消

私は日本口腔インプラント学会の臨床研修指導医であり、インプラント治療については、難症例も含め、これまで数多くの治療を手がけてきました。また、当院には痛みへの恐怖感が強い方に向けて、静脈内鎮静法のご用意もございます。しかし私としては、1つの分野に特化するのではなく、一般歯科医として、広く診ていきたいとと考えています。広く診ていきながら、もしその人が望まれ、より専門的な治療や検査が必要と判断すれば、専門に特化したドクターをご紹介するというスタンスでいます。
特化することはないと申しましたが、あえて力を入れているものを挙げるとすれば、それは予防歯科ということになるでしょう。キュアからケアへ、という言葉もあります。予防を心がけていれば、結果、痛みで悩まされることも少なくなります。当院ではお口と全身の健康にまつわる情報やご家庭で役立つ情報を発信しておりますので、一緒に予防に取り組んでいきましょう。

快適な空間でリラックスして治療を受けていただけるように

歯医者さんは敷居が高いイメージがありますし、だからこそ、痛くなってから来る、という方が多いと思うのです。私たちはそのネガティブなイメージを払拭できるよう、心地よい空間で患者さんをお迎えしたいと思っています。内装なども一般的な歯科医院とは趣を変え、例えば、皆さんで向かい合って座れるような大きなテーブルを入れるなどしています。今後の取り組みとして、自律神経を整えることを目的としたヘッドスパなども取り入れる予定です。歯科に触れるきっかけは、多様であっていいと思うのです。内覧会でのことですが、待合室のテーブルに座り、お茶を飲みながら寛いでおられる方がいらっしゃいました。いつも、というわけにはいかないかもしれませんが、ちょっとひとやすみ出来る居場所としてもご利用いただければと思っています。

地域のみなさんへメッセージ

『長津田おさまる歯科クリニック』はJR横浜線・東急田園都市線の長津田駅から徒歩1分とアクセスのよい場所にあります。当院では、歯医者さんへのネガティブなイメージが少しでも和らぐよう、リラックスできる環境を整えて皆さんをお待ちしています。お子さんからご高齢の方まで、ご家族が通える歯科クリニックを目指していきますので、お口のことで何かお悩みがありましたら、どうぞ気兼ねなくご相談ください。

※上記記事は2024年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。