武石 浩欣 院長(鴨居整形外科)のインタビュー

鴨居整形外科 武石 浩欣 院長

鴨居整形外科 武石 浩欣 院長 HIROKI TAKEISHI

東京都出身。東海大学を卒業後、東海大学整形外科に在職。大学病院と都内、神奈川県、千葉県の関連病院で10年間研鑽を積む。その後、相模原市内の総合病院で15年間整形外科部長として地域医療に従事。2024年4月に開院した「鴨居整形外科」の院長。

スポーツに関われる整形外科の道に

中学生のとき、足の手術をしたんですね。そのときは、医師になろうとは思っていませんでしたが、卒業後に剣道の強い高校に入学。結局、剣道では結果が残せなかったんですけど、そのときの監督に「医学部を受験してみたら」と。無理だろうと思いつつ受けたら受かっちゃったんですよね。どこかで中学生のときの手術の記憶があったのかもしれません。整形外科を選んだのは一番スポーツに関われる科だったから。大学を卒業後は、東海大学整形外科に在職し、大学病院を始め都内や神奈川県内などの病院で研鑽を積んだあと、相模原市内の総合病院で15年ほど整形外科部長として地域医療に従事。2024年4月に「鴨居整形外科」の院長に就任しました。勤務医時代とは、だいぶライフスタイルが変わりましたね。外来の患者さんに全精力を集中できるので、今までよりも余裕が出てきたというか、しっかりと向き合えている感覚があります。

リハビリテーションの設備が充実

整形外科とリハビリテーション科のクリニックですが、強みを挙げるとしたら、リハビリテーションの面積がだいぶ広いこと。1フロア全部を使っていて、設備もかなり充実しています。リハビリのスタッフたちも若手を中心に元気があって。積極的にいろんなことを吸収しようと意欲に満ちています。ピラティスの研修を受けるなど、いろんなことに前向きに取り組んでいるので、物療だけをやるような昔ながらのリハビリと比べると、アクティブなリハビリを提供できているんじゃないかなと思っています。

薬だけだけに頼らず運動や食事指導で

クリニックでは、子どもから高齢の方まで年齢性別問わず幅広く診られることが大事なこと。専門性の高いものや手術が必要なものは大学病院などと連携を取っていきますが、できる限りのことはここで治療できるようにしていきたいと考えています。整形外科以外のことは知りません、と言って門前払いをするようなことはしたくないんですよね。整形外科の患者さんのなかには、いろいろな薬を飲んでいる方もいらっしゃいます。高血圧やコレストロール、糖尿病。そういった方に整形外科でも薬を出すとなると、やっぱりちょっと考えてしまうところがあるんですよね。食事療法や運動で見直せることがあれば、それを優先してやってもらうようなスタイルがいいのかなと。以前勤めていた病院の栄養管理士さんに声をかけて、栄養指導もお手伝いいただいていますし、リハビリでも運動指導をしてもらうようにしています。薬だけに頼らず、生活習慣から見直すような治療をしていけるといいかなと考えています。

患者さんの顔をしっかりを見て話す

患者さんと接するときには、基本的なことですがしっかりと顔を見てお話するようにしています。大きな病院だと3時間待たされて診療3分なんて言われたりするじゃないですか。ずっとパソコンの画面を見ていたとか。当院の方針として、患者さんの前で僕は極力パソコンには触れないようにしています。実際、入力を担当するスタッフを用意しているので、僕は基本的には患者さんの顔を見て、パソコンの画面を見なくても済むような形を取っています。最初は、こういうスタイルに慣れていなかったから戸惑いましたが、今はスタッフの入力も早くなったので、安心して任せることができています。また、診察時には極力ベッドに寝ていただくなどで体をいろいろと動かして診るようにもしています。

整形外科+αのものを提供できるように

開院して間もないので、まだ最低限のことしかできていませんが、整形外科+αのことを少しずつ増やしていきたいという想いも持っています。食事指導もその一つですが、患者さんによっては健康意識の高い方もいらっしゃいますし、そういう方のニーズに応えられるような自由診療のものも提供していきたいですね。実はコロナ禍のときに、整形外科以外の分野を知らなすぎるという反省から、他の分野に修行に出たんです。と言っても、いきなりは難しいのでまずは、脱毛クリニックの院長をしている大学の先輩がいたので、そこに月2回ほど。医療行為ではない美容のジャンルですが、それはそれでコンプレックスがなくなって皆さん気分がよく帰っていくんですよね。その後、AGA治療のクリニックにも勤めてみたのですが、気になっていたことが治って喜ぶというのは整形外科の患者さんと同じ。そういったことから、もっと皆さんに喜んでいただけるようなものを提供していきたいと思うようになりました。
この地域の皆さんは、運動習慣もしっかりあって、健康意識の高い方が多いのかなと感じています。当院のリハビリ施設は設備も充実していますので、そういった患者さんのニーズにも応えられるのかなと思いますし、そういったリハビリを中心として治療を全力でお手伝いしていきたいと考えています。些細なことで構いません。関節や筋肉の痛みなど、どんなことでも気軽にご相談ください。

 

※上記記事は2024年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

鴨居整形外科 武石 浩欣 院長

鴨居整形外科武石 浩欣 院長 HIROKI TAKEISHI

鴨居整形外科 武石 浩欣 院長 HIROKI TAKEISHI

  • 出身地: 東京都
  • 趣味: 剣道、ゴルフ
  • よく読む本・愛読書: 昔は東野圭吾さんの本にハマっていました
  • 好きな映画: 『トップガン マーヴェリック』
  • 好きな言葉: 今日が一番若い日
  • 好きな音楽: サザンオールスターズ
  • 好きな場所: 宮古島などのリゾート地

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