加藤 真也 院長（筋膜リリース・ボディケア専門店 Marufuku（マルフク）)のインタビュー

食品会社の営業職を脱サラし、目指した鍼灸師

地元中山に引っ越してきた小学校1年生から、野球に打ち込んできました。大学まで続けており、社会人になってからも草野球を楽しんでいましたが、ある日肩を痛めてしまって。バッテリーを組んでいた先輩が偶然鍼灸師だったので、治療をお願いすることにしました。すると痛みが改善したので、驚きましたね。そして、幼少期からプロ野球を目指すなどどこかで野球と関われる仕事をしたいと思っていたのですが、選手をケアするという方法で関わることができるのだと気づいたんです。その時、食品会社の営業職として忙しい日々を過ごしていましたが、心機一転、脱サラし鍼灸師を目指すことに。専門学校に通いながら、プロ野球選手となった弟のケアを担当したり、東京大学の野球部の選手のケアをサポートさせていただき、経験を積みました。

祖父の存在がきっかけとなり、シニア層のケアに尽力

専門学校時代にスポーツ選手のケアに関わる中で、自分がやりたいことができているという実感もありながら、もっと世の中の役に立ちたいと考えるように。それは、遠方に住んでいる祖父の存在がきっかけでした。体を動かしにくくなってくるシニア層こそ、ケアが必要なのではないかと思ったんです。そこで、鍼灸免許取得後、高齢者の訪問鍼灸マッサージを行う会社へ就職する道を選びました。そこで学んだ3年間の経験を経て2016年に独立し、「はりきゅうマッサージまるふく治療院」を開業。訪問ケアを中心に、シニア層に加えて働き盛りの会社や介護施設のスタッフのケアを行ってきました。これまで30,000人以上のお客様に携わり、その声からより多くの方のケアをしていきたいと感じ、2022年2月に「筋膜リリース・ボディケア専門店　Marufuku」をオープンすることにしたのです。

客観的にご自身の身体の状態を知っていただくことからスタート

「自分は大丈夫、ケアは必要ない」と考えている方が多くいると思うんです。でも実は小さな不調は、ケアを必要とするサイン。だからこそ、まずは当院に来ていただきたいのです。お客様の体調やケアをしてどうなっていきたいのかという本音を把握するために、丁寧にヒアリングさせていただくことを心がけています。そのヒアリングからお客様のお困りごとを分析し、ケアのご提案をします。ただ、私の話だけでは、本当？と思われることもあるかと思いますので(笑)、ＡＩを使って客観的に姿勢の分析も行っています。自分の体を客観的に見る機会はあまりないですし、客観的な情報はやはり治療の方針を決める上で大事な要素ですから。以前猫背の治療を目的にご来院いただいたお客様がいたのですが、AIで分析したところ猫背ではなく骨盤の歪みだったというケースもあります。このように、自分の身体だから自分がよくわかっている、という思い込みから本当の不調を見逃すケースもあるのが現実。だからこそ当院では客観的な情報を交えながら、お客様にご自身の体の状態を把握し納得いただいた上で治療を進めています。

未病の把握とその改善をサポートしていきたい

未病改善は、当院が大事にしているテーマ。先ほどもお話したように、ちょっとした不調があっても多くの方は自分はまだまだ大丈夫と思いがちですが、こうした未病には早めのケアが重要なのです。だからこそ、未病改善の意識を広げていくことが、私達のミッションだと思っています。プロスポーツ選手ばりに身体を使われている職人さんやデスクワークが多いサラリーマンの方まで、身体のケアの必要性に気づいていただけるように、私達がしっかりとサポートしていきます。

地元の皆さまの健康づくりのお手伝いを

長く住んで愛着のある中山に当院を構えたのは、地元の皆さまの健康づくりのお手伝いをしていきたいという想いからに他なりません。そんな想いから当院の業務以外に、シニア世代に向けて近隣のデイサービス施設やNPO法人と連携し、横浜市緑区の事業として認知症予防の指導や健康増進につながるイベントのお手伝いにも積極的に関わっています。これからも世代を問わずに活用いただけるよう、未病改善につながる有益な情報をどんどん発信していきたいですね。ちょっとでも不調を感じている方はご自分で判断してしまわず、まずは当院へ足を運んでみてください！お待ちしています！

※上記記事は2023年1月に取材したものです。
時間の経過による情報の変化があることをご了承ください。