西袋 幸司 代表（空手道MAC 西袋道場)のインタビュー

趣味として空手をスタート

小さい頃から格闘技が好きで、友人が空手を習いに行こうと思うけど一緒に行かないかと誘われたことがきっかけで、空手道MACの道場に足を運ぶようになったのです。習いだした頃は空手とは全く関係ない仕事をしており、空手は完全に趣味としてはじめました。試合に出ながら練習を重ねていたところ、全日本空手選手権大会で優勝するなど結果がついてくるようになりました。そうした中で、空手道MACの本部の方から、指導者としてやってみないかと声をかけられたことをきっかけに、前職を退職し空手の指導者となることを決めました。

強い体力と精神力を養い、逆境に強い人間形成を

当道場は現在180名ほどの方に登録いただいており、小学生から初心者の高校生までを含む少年部と、中学生から大人までが所属する一般部に分かれています。少年部の方が在籍数は多いですね。少年部に通っていただいているお子さんの保護者の方からは、体力的なことはもちろんなのですが精神的に鍛えて欲しいというご要望をいただきます。礼儀作法も含めて習う場と考えて、道場に通ってくださっている方が多いように感じています。上下関係や礼儀作法はとても大事ですし、私は適度に叱られることは幼いときに必要なことであると思うのです。だからこそ、空手を教えることだけでなくしっかりとその生徒さんと向き合うことが大事だと思うので、指導する際も会話をする際も、子供だからという意識はなく大人と同様に接します。この繰り返しにより、強い精神力が養われ、逆境に強い人間になっていってくれると信じています。

生きる上で重要なことは空手から身につける

空手という競技をする前に、まず道場への入り方から指導を始めます。入室の際のあいさつにはじまり、立ち方、座り方を学びます。さらに、先輩後輩という上下関係を知ることも重要であるため、後輩が先輩に挨拶に行くように指導しています。そういったことがしっかりとできるようになって初めて、空手という競技を具体的に学んでいくことになります。未就学児のお子さんもいるのでこのようは指導は厳しすぎると思われるかもしれませんが、やはり小さいときからしっかりと礼儀作法を身につけたお子さんは、精神的にもしっかりしていると感じることが多いですね。

年齢性別関係なく取り組めるスポーツ

当道場は、女性の方が多いのが特徴かもしれません。今私の次に道場で高い段をもっているのは、幼稚園の頃から通ってくれていた現在社会人となっている女性です。最近は忙しくて、なかなか練習に来ることが難しくなってしまいましたが、可能な範囲で熱心に通ってくれています。他にも、少年部に所属してくれている女の子達の活躍は目を見張るものがありますね。さらに、自分のお子さんを指導する私の教え方や接し方を見て、私も習いたいと参加くださるお母様たちも多くいらっしゃり、とても嬉しく思っています。また、家でもお子さんと空手についての会話ができるなど、親子のコミュニケーションにもつながっているようです。

空手というスポーツをもっと身近に感じて欲しい

空手というと限られた人だけがやるスポーツ、というイメージがあるかもしれません。でも、小さいお子さんから大人の方まで真剣に取り組まれていますし、先ほどもお話した通り、女性の方も熱心に向き合ってくれています。こうした様子から、空手は誰もが向き合い打ち込むことができるスポーツだと自信を持っています。道場や空手のことを知ってもらおうと、最近は中山まつりに参加し、空手演武の披露するなど空手を知って欲しいと活動しています。中山まつりで気になってくださったり、何らかの形で空手に興味を持たれたら是非見学や無料入門にいらしてください。皆様の入門を心よりお待ちしています。

※上記記事は2023年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。