川口 陽子 店主（Tama cafe（タマカフェ）)のインタビュー

両親が営むお寿司屋さんの店舗でカフェをやろうと思い立った

ここは元々、両親が営むお寿司屋さんでした。空き物件になった時に「カフェなら出来るかな」と思い立ったのがきっかけです。料理が好きでパン教室を主宰したり、カフェ巡りが好きだったので思いつきで始めたものの、実際には中々大変でしたね（笑）。お店のスペースが広いので、カフェだけではなく、お教室や物販スペースを作ったり、レンタルボックスも始めました。すると、教えたい先生、自分の作品を販売したい作家さんがどんどん集まってくるようになってきました。ですが、カフェと並行しながら物販の事務作業や在庫管理が結構大変になってきまして、ちょうどそんなタイミングで、物販スペースを活用してもらうことになりました。「Tama cafe」の併設店として、全国の作家さんの作品を集めたショップ「Japan little garden」が店内に常設オープンすることになりました。オーナーさんがインスタグラムで精力的にライブ配信をし、ハンドメイド作品を販売しています。開業して以来、こうしてご縁が生まれ、皆さんがそれぞれ伸び伸びと活動しています。色々な方が「「Tama cafe」でイベントをやりたい」「ライブをやりたい」と言ってくださってイベントやライブも開催するようになりました。

人がどんどん集まり、地域のコミュニティカフェに

こうして自然派生的に人が集まるようになったのは、私が特別に何かした訳ではありません。私自身がカフェをやっていると、それ以外に色々することは難しいので、「興味のある人同士、そこで話して友達になって一緒にやってみたら？」というスタンスでいるからかもしれませんね（笑）。そうすると、私もカフェのお仕事に専念できますから。始めはこういうカフェになるとは思ってもみませんでしたが、いつしか「Tama cafeは地域のコミュニティカフェだね」と言われるようになりました。地域のお店やイベントのチラシもたくさん集まってくるんです（笑）。

地域のイベントを立ち上げ大盛況・1人だと1倍・2人なら3倍にも

地域で横のつながりを深めていきたいと思い、中山のカフェ3店舗で「中山ハロウィン」というイベントを立ち上げました。中山駅周辺の指定スポットを仮装してスタンプラリーで巡り、お菓子がもらえる親子向けイベントです。現在は、有力な実行委員メンバーの運営で、数百人が参加するイベントになりました。一人では無理なことも、みんなで力を寄せ合って知恵を出し合ってすると楽しいし、実現可能になるのが素敵ですよね。1人だと１倍だけど2人だと３倍になりますから。中山にゆかりのあるお二人のウェデイングパーティー開催させて頂く機会にも恵まれました。とても幸せな時間でした。今後もそういったパーティを開催していきたいなと思っています。

地域のみんなに助けられてきたお店・今後も楽しめる場所に

みんなに助けられてお店が育ってきたので、これからもこの場所を皆さんと楽しめる場所として続けていきたいです。新しい試みとして、飲食店をやってみたい人を応援する間借りカフェもスタートしました。みんなのやりたいを実現できる、そんな場所として更に成長したいです。色々なことをやっているので、一度どんなお店なのか遊びに見に来てくださいね。

※上記記事は2023年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。