白畑 敦 院長(しらはた胃腸肛門クリニック横浜)のインタビュー

しらはた胃腸肛門クリニック横浜 白畑 敦 院長

しらはた胃腸肛門クリニック横浜 白畑 敦 院長 ATSUSHI SHIRAHATA

昭和大学医学部卒業後、昭和大学藤が丘病院、山王台病院、横浜旭中央総合病院で外科診療と手術の研鑽を積む。2017年11月、しらはた胃腸肛門クリニック横浜を開業、院長就任(東急田園都市線・JR横浜線「長津田駅」南口より徒歩3分)。

両親の笑顔に後押しされ、医療の世界へ

医師が身近にいる環境ではなかったのですが、中学校の時には医学に興味を持ち、将来は医師になろうかな…とおぼろげに考えていました。進路を決める際、「将来、医師になりたい」と言ったところ、両親は驚いた反面とても喜んでくれました。この時の両親の笑顔が、この道を目指す後押しをしてくれたような気がします。
進学した昭和大学では、先輩医師からのお誘いをきっかけに消化器外科を中心に学び、診断から手術の執刀まで幅広い経験を積みました。昭和大学藤が丘病院を始め、幕内会山王台病院、横浜旭中央総合病院での診療を経て、2017年11月、しらはた胃腸肛門クリニック横浜を開業いたしました(東急田園都市線・JR横浜線「長津田駅」南口より徒歩3分)。長津田はこれまで勤務した病院からも近く、近隣の先生方もよく存じ上げているため、密な連携を取れると考え開院の場所として選びました。

内科から外科手術まで消化器疾患全般に対応

当院ではこれまでの大学病院・総合病院での消化器疾患診療の経験を生かした、専門性が高い大腸肛門外科の診療が特徴です。また、消化器全般の内科・外科診療に対応しており、逆流性食道炎、胃・十二指腸・肝臓・胆のう・すい臓などおなかの病気から、便秘・下痢・痔・できものといったおしり周辺の病気まで幅広く診療しています。ほかにも、風邪や生活習慣病などの内科全般の症状や健康診断、予防接種をおこなっています。また、EDやAGAに悩む方のために「おとうさん外来」を開設しています。診察では必要に応じて各種検査もおこなっています。上部内視鏡検査(胃・食道・十二指腸)、下部内視鏡検査(大腸・肛門)は専門医が最新機器を用いておこないますので、昔の検査に比べつらくないのが特徴です。
建物内にはエレベーターを完備。院内には最新の雑誌や無料の飲み物もご用意しています。アロマの香り漂う空間で、リラックスしてお待ちいただけます。
専門性の高い診療をおこなっていることもあり、患者さんは近隣の医療機関からのご紹介で受診される方がほとんどです。医師やそのご家族・お知り合いの方が多いのも特徴です。もちろん、「インターネット等で見かけた」「近くに住んでいるので」といった理由でご紹介なしで受診される方も大歓迎ですよ。地域のかかりつけ医としてご相談ください。

肛門科診療・手術のスペシャリスト

当院では日帰り手術室を併設しており、内視鏡での大腸ポリープ切除のほか、痔や便失禁などおしりの日帰り手術を毎日おこなっています。通常、痔の手術は1週間から10日の入院が必要で、事前に浣腸をおこなうため、食べ物や飲み物を制限する必要があります。しかし、当院では麻酔法の工夫や座薬を使用することによって、飲食の制限が不要になり、患者さんの負担が少ない手術を実現しています。
痔や肛門の手術は「どの程度切除した方がいいのか」といった見極めが大変難しく、医師の技量が如実に表れる分野です。当院では、手術の執刀は日本大腸肛門病学会専門医である私がおこないます。手術前はまず丁寧なカウンセリングをおこない、これまでの豊富な経験や知識に基づき、麻酔の量や切除など患者さん1人1人に合わせ必要最小限の方法を選択、ご説明。納得いただいてから開始します。手術中は体温や室温、点滴量などを厳しく管理することで体の負担を最小限にし、より早い回復を目指します。また、手術室の隣には患者さんが体を休めていただくリカバリー室もありますので、手術終了後はゆっくりと体を休めてからお帰りいただけます。手術の世界は常に日進月歩、特に痔の治療は検査や治療技術、お薬も年々新しくなっています。最先端の治療を身近なクリニックで受けていただけるよう、学会への出席や論文の執筆などをおこない、常に新しい知識を学び治療のクオリティを上げるように意識しています。今後も患者さんが安心できるより良い治療の提供を目指していくつもりです。痔や肛門の手術であれば、迷わず当院にお任せください。

国内患者数500万人、便失禁専門外来を開設

「便失禁」は意外と悩んでいらっしゃる方が多いことをご存知でしょうか。現在、日本全国で便失禁に悩む方は500万人とも言われています。それにも関わらず、専門で診療しているところは大学病院を除きほとんどありません。当院では「排便機能外来」、そして個人クリニックではほとんど対応していない「便失禁外来」を開設しています。
便失禁に悩む方の年代は幅広く、妊娠後の方から大腸がんの手術をしたご高齢の方まで、原因はさまざまですが、比較的女性の方に多くみられます。私は大学病院で大腸がんの手術もおこなっていたのですが、大腸がんの手術をした方は便失禁になりやすく、思いがけない悩みに戸惑う方も多くいらっしゃいます。便失禁の問題点は漏れること自体ではなく、「漏れるかもしれない」というプレッシャーです。もしかしたら漏らすかもしれないという緊張感のため外出にも支障をきたすのです。友人・知人とも会わなくなり、外食もしなくなる…という方も少なくありません。当院では治療の結果、苦しかった人生が一転した方も多くいらっしゃいます。
診察ではまずおしりの筋肉の状態を確認します。超音波を使用した検査ですので痛みや体への負担もなく安全です。治療はおしりを締める運動の指導をおこない、収縮の度合いを検査で確認します。必要に応じて手術もおこないますが、手術といっても、ペースメーカーのように体に影響がない装置を体に入れるだけです。手術は簡単でおしりも傷つけず、使用する機械も微弱な電気刺激を与えて筋肉が無意識のうちに収縮するようにする仕組みですので大きな負担もありません。便失禁で悩んでいるのはご自分だけではありません。現在当院には県外からも多数の患者さんがご相談に見えています。受診を迷わずお気軽にご相談ください。

これから受診される患者さんへ

最近はテレビやインターネットで健康に関する情報を目にする機会も増えたためか、健康維持に関心が高い方も多く、健康診断の結果を気にされる方や進んで内視鏡検査を受ける方も増えています。当院は大学病院並みの診療や日帰り手術をクリニックレベルで提供できるよう、日々治療技術の向上に努めています。高度な医療をごく普通に提供するのが当院の治療ポリシーです。入院が必要な場合には大学病院や総合病院など近隣の医療機関と連携して治療をおこないます。
現在、ご相談の半分ほどは肛門科の疾患です。人知れず悩んだ末、当院で診療を受ける…という方も少なくありません。当院は長津田駅南口より徒歩3分、事前のネット予約も可能です。横浜市が実施している健康診査やがん検診制度にも対応していますので、おなかやおしりのことで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

※上記記事は2019年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

しらはた胃腸肛門クリニック横浜 白畑 敦 院長

しらはた胃腸肛門クリニック横浜白畑 敦 院長 ATSUSHI SHIRAHATA

しらはた胃腸肛門クリニック横浜 白畑 敦 院長 ATSUSHI SHIRAHATA

  • 出身地: 山形県
  • 趣味: ワイン、マラソン、ゴルフ、柔道

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