浅井 拓雄 医師 & 大塚 真史 医師(あおいクリニック)のインタビュー

あおいクリニック 浅井 拓雄 医師 & 大塚 真史 医師

あおいクリニック 浅井 拓雄 医師 & 大塚 真史 医師 TAKUO ASAI & MASAFUMI OTSUKA

ともに泌尿器科専門医であり、中学・高校時代の同級生でもある2人が2020年5月に開業(JR横浜線/横浜市営地下鉄グリーンライン「中山駅」北口より徒歩1分)。

中学・高校の同級生2人が気づけば同じ道を辿り、一緒になって

【浅井 拓雄 医師】
手塚治虫さんのブラックジャックを読んでからでしょうか。小学生の頃から「お医者さんになりたい」と考えるようになっていたと思います。泌尿器科を選んだのは、手術がしたいというのがまず1つ。加えて泌尿器科は、外科的な要素も内科的な要素も包括しており、かつ、研修先で出会った病院の先生方に尊敬できる人が多かったことが科を選ぶ上で大きなきっかけになったように思います。
【大塚 真史 医師】
祖母が往診を受けていました。その頃から、お医者さんは何か困った時に助けてくれるというイメージがあり、そのような職業に憧れていたことが大きなきっかけになりました。
浅井が申した通りですが、現在の医学は科によって分業がはっきりしているという面があります。その点、泌尿器科は、最初の診断から治療、手術、その後に続く化学療法も含めて、一貫して患者さんを担当できるということに魅力を感じました。ただ、数年おきに病院を異動するということを繰り返す中で、1人の方を最初から最後まで診られないという一種のジレンマも抱えていました。そのため、どこかに拠点を構えることができたら、ということがあったのです。
【浅井 拓雄 医師】
勤務医時代の後半には、週に1回の割合で在宅医療に携わらせていただくようになりました。そこで医師としての視界が一気に広がった気がしたんですね。医療だけではなく、その人のすべてを最後まで責任を持って診ていく。それを大塚と2人で、この地で成し遂げていければと思っています。

泌尿器科の専門的治療を提供

【浅井 拓雄 医師】
外来に関しては、泌尿器科の専門的治療を提供させていただきます。それには一般的な血液検査、尿検査に加え、膀胱鏡が欠かせないものとなります。膀胱がんの手術を受けた方は、定期的に膀胱鏡で経過を観察していく必要がありますが、大きな病院に行かれずとも、こちらで診させていただくことが可能です。手術後のフォローに加え、大きな病気の疑いがある方に対して適切な検査を実施し、手術等の治療への道筋をつけて差し上げることは、専門医である私たちの役割になってきます。
私たち2人は、同じ泌尿器科であってもそれぞれ専門が異なります。私について言えば、尿路結石に関して、国内でも有数の経験をさせていただいてきましたし、大塚は大塚で、前立腺がんの治療(手術)において国内トップクラスの症例数を扱ってきた経験があります。歩いてきた道が違う2人が一緒になることで、より高いレベルの治療をお約束できると考えています。

泌尿器科はご高齢の方が比較的多い分野ですが、そのご年齢になりますと、問題を抱えているのは泌尿器だけにとどまりません。そのすべてを拝見していきたいというのが、今回のクリニック開業の1つの動機となりました。内科に関して、まずは門戸広く診させていただき、可能なものは責任を持って治療をおこない、より専門的な治療であり検査が必要な場合には、すみやかに最適な医療機関へとご紹介させていただくことが、私たちに課せられた役割と認識しています。

在宅診療では、その人の生活に目を向けることが重要

【浅井 拓雄 医師】
私たち自身、ずっと診てきた患者さんを最後まで、という思いがありますし、患者さんとしても、自分のことをよく知っている医師に引き続き診てもらいたいというお気持ちがあるのではないでしょうか。外来による診療と在宅診療を並行しておこなっていることが、その意味でお役に立てるのではないかと思っています。

在宅診療では、医療面はもとより、その人の生活に目を向けることが大切です。どなたが介護をされているのか。食事はどうされているのか。何時に起きて、何時に寝ていらっしゃるのか。生活の細かなところにまで目を向け、そこに主眼を置いて医療の計画を組み立てていくことが大切になってきます。

包括的に患者さんを診ていくことが大切

【大塚 真史 医師】
外来での診療とは異なり、在宅では、ご本人でありそのご家族が「どうしたいか」という理想にいかに近づけていけるかが問われます。例えば、がんの末期の患者さんの場合、自宅で少しでも楽に過ごせるかということが求められるわけで、それは「治療」とはまた違うものになってきます。それを可能にするには、私たちだけではなく、訪問看護に携わる方や薬剤師さん、そしてケアマネジャーさんなど、他職種の方々と包括的に協力し合うことが大切になってくるのです。
クリニックには、訪問看護の経験が十分な専任の看護師がスタッフに加わっています。彼女たちの力も借り、違うサービスの方々が私たちに何を求めているかということをキャッチアップし、その患者さんにとって、またご家族にとってより最適な形を一緒に模索していければと思っています。

これから受診される患者さんへ

【大塚 真史 医師】
排尿という行為は1日に8回、多い人では10回を数えることになります。その毎日続ける行為に何がしかの問題を抱えているのは非常に辛いことです。中には、治療をすれば容易に治るものであるにもかかわらず、どこに相談すればいいかわからず、あるいは「歳のせい」と思われて諦めてしまっている方も少なからずいらっしゃることでしょう。泌尿器科であれば、その問題に適切に対応してもらえる。悩んだらここに来ればいい。皆さんにそう思ってもらえるようなクリニックにしていけたらと思っています。

それぞれの分野において経験を積んできたつもりでいますが、ともすれば私たちに「若い」という危惧を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、在宅も含め、その人の一生を診ていくという意味においては若さも1つのメリットとなると考えています。これからずっとこの地域に根を張って診療を続けていきたいと思っていますので、まずはお気軽にご相談ください。

※上記記事は2020年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

あおいクリニック 浅井 拓雄 医師 & 大塚 真史 医師

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  • 出身地: [浅井 医師・大塚 医師]神奈川県
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  • 座右の銘: [浅井 医師]「温故知新」 [大塚 医師]「Stay hungry, stay foolish」
  • 好きなアーティスト: [浅井 医師]スピッツ [大塚 医師]サザンオールスターズ
  • 好きな場所・観光地: [浅井 医師]緑が多いところ [大塚 医師]直島(岡山県)

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