大串 勇如 院長（整体院 陽-HARU-（ハル）)のインタビュー

自分の怪我を治してくれた先生に憧れて

この道を志したのは、中学生時代の膝の怪我がきっかけです。当時、野球部に所属していたのですが、スライディングを失敗して膝を思いっきりねじってしまったんです。これは尋常じゃないなと自分で思うくらい腫れてしまったのをよく覚えています。地元の接骨院やスポーツで有名な整形外科に行ってもなかなか治らなかったときに、祖母に紹介された接骨院に行ったら劇的に改善して。その先生がすごくかっこよかったんです。「自分が治してやる」という自信満々な感じで、この先生のようになりたいなと思ったのが始まりでした。

自分が一番やりたい治療を実現するために

理学療法士として整形外科に約14年。その経験を活かし、腰痛改善を専門にした「整体院 陽-HARU-」を21年4月にオープンしました。独立を決めたのは、一人ひとり時間をかけて向き合いたいという思いが一番大きかったです。これまでの整形外科も比較的じっくり対応できる環境でしたが、やっぱり治療に対して時間が足りないことも多くありました。また、痛みは精神的なストレスが関連していることもあるので、患者さんの悩みを聞き出したいのに、隣に別の患者さんがいてなかなかプライベートのお話がしづらいといった状況もありました。なので、自分が一番必要だと思う治療を形にするために開院を決めました。

原因にあわせた治療法を提案

当院は腰痛を専門にしていますので、慢性的な腰痛に悩んでいる方はぜひご相談ください。腰痛専門といっても、ひとつの治療法にこだわっているわけではありません。腰痛の原因がどこなのか。それを探ることが大事だと思っています。患者さんからよく「知識の幅が広いね」と言われるのですが、痛くなる原因をどれだけ知っているか。それが勝負だなと思うんです。その原因にマッチした治療法を施すことができれば、改善するはずですから。原因を突き止めるために、内科や精神科などの基礎知識。整形外科では必要ないと思われがちなところまで勉強を重ねているのが僕の強みだと思っています。とはいえ、当院での治療が難しい場合もありますので、その場合はそのことをきちんとお伝えするようにしています。整形外科に務めていた経験上、明らかにこれはオペした方がいいなというものも分かりますし、やっぱり患者さんには誠実に向き合いたいですから。

カウンセリングもじっくりと

治療に入る前には、じっくりと時間をかけてカウンセリングを行います。問診票の設問が多いのも特徴のひとつかもしれません。生活習慣など日常生活の様子が腰痛の原因になっていることも少なくありませんから、かなり細かいところまでお伺いするようにしています。例えば、姿勢や動作に気をつけていても、突然ぎっくり腰になってしまうことってありますよね。そういう人は血流が悪いといった問題があるのかもしれません。血流が悪くなる原因は？というと、運動不足や食事、睡眠なども影響してきます。単に姿勢が悪いだけの問題ではないことが多いので、そういったところまでフォローできる治療を心がけています。

当院からの卒業が患者さんにとってのゴールに

本来、人の体というものは自然に治っていくもの。自分でコントロールできるものだと思っているので、当院からの卒業が患者さんにとってのゴールになればと考えています。そのために施術のあとのセルフケアまで、しっかりとアドバイスを行うのも当院の特徴です。治療したあとにまた痛めてしまっては、痛み止めと変わらないですから。”生活習慣を気をつけたり、セルフケアをすれば痛くなく快適に過ごせる”を体験していただくために、いろいろと試行錯誤しながら施術を行っています。どこに行っても改善しない。それでも何とかしたい。そう思っている方にぜひ来ていただきたいです。個室での施術なので、お悩みも話しやすいと思いますし、悩みを必ず解決できる提案をしたいと思います。

※上記記事は2021年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。